岡山大学（岡山市北区）は12月9日、鳥取大学と事務局を務める中国地域産学官連携コンソーシアム（さんさんコンソ）として、新技術説明会を開き、加盟校の研究者5人が研究成果（特許）を企業関係者向けに紹介しました。さんさんコンソは中国地域の大学・高専28校で構成されます。
説明会はJST（科学技術振興機構）が実施する枠組みで、研究者が技術内容を直接説明し、共同研究や事業化など社会実装につなげる狙いです。発表は情報分野の「安全で高速な秘匿計算のための秘匿演算変換」（広島市立大）に加え、医療・福祉分野で血糖推移の個別化予測、抜針検出の自動化、妊娠高血圧リスク予測、サルコペニア指標提案の計4件が共有されました。秘匿計算はデータを暗号化したまま計算する技術で、医療などの個人情報活用に有用とされます。今後は企業側のニーズとのマッチングを通じ、共同研究や導入検討が進むかが焦点です。
【イベント情報】
新技術説明会（発表内容一覧）https://shingi.jst.go.jp/list/list_2025/2025_sangaku-cons.html
さんさんコンソ公式https://sangaku-cons.com/
source: PR TIMES